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やっぱり!(^^;) Windows XP Home サポート延長 / 2007.1.26

■マイクロソフト発表:Windows XP Home のサポート期間を2014年まで延長
 マイクロソフト社は2007.1.25、当初はVista発売後2年としていた現行のXP HomeEditionの個人ユーザーに対するサポート期間をProfessionalと同じ2014年まで延長する、と発表した。
 ただし、XPには「Service Pack 3(SP3。現時点ではSP2まで発表済み)」を発表する可能性があり、その場合には延長サポートを受けられるのはこのSP3を適用したものだけとなる、とのことだ。

■ひとまず、安心(^^)
 延長は「やはり」という感じ。  「新製品を発表してしばらくしたら、前の製品については知らんぷり」というのでは起業としてのモラルが問われる。
 これで、現在みなさんの多くがお使いの「Windows XP Home Edition」が2014年までサポートが受けられることになり、まさかあと7年も同じパソコンを使い続けることはないにしても、現在お使いのパソコンはあとしばらくは使い続けることができる。

■パソコンの更新計画は慎重に
 サポート期間延長で「やれ万々歳!」というわけでもなさそうだ。というのは、「XPのサポートあと2年」ということを前提にパソコンの更新計画を立てていた方も多いだろうからだ。

 サポート延長前の更新の考え方はいくつか想定できる。
1)現在使用中のパソコンは使用年数が長くそろそろ更新時期だがもう少し頑張って使おう。そしてVistaが出て、安定したころに新しくしよう、という考え方。
2)現在使用中のパソコンはまだそれほど使用年数が長くないが、サポートがあと2年で切れるのならVistaが出て、安定したころに新しくしよう、という考え方。
3)Vistaが出るのを良い機会として、社内でパソコンのリース期間やOSがバラバラになっていて管理しにくいのを統一して管理しやすくするため、全機種入れ替えよう、という考え方。

 こうした計画を立てていた場合、サポート延長と聞いて、さてどうしよう?とお悩みになる方もいるかもしれない。

■サポート延長を組み込んだパソコンの更新計画
1)安いXPを買う
 今やXP搭載のパソコンは投げ売り状態で安い。
 サポートが延長されたのなら、現状では性能的にもXPで十分なのだから、安いXPでいい。
 …という考え方。

2)Vistaの導入
 98やMeのパソコン(発表後6-8年)を今見てわかるように、XP(発表後すでに6年)がこのあと2,3年後も満足できる性能・機能であるとは思えない。
 だから、サポートが延長されたとはいえXPをあと2、3年以上も使い続けるのは現実的ではないので、機会を得てVistaに買い換えたい。
 …という考え方。

『ありんこ』からの提案:ケースバイケースで考える
上記1)の考え方があてはまるのは…
・事務・経理などの「メイン業務用パソコン」で、3年以上経過したもの
 これらを2,3年後にまた入れ替える前提でXPの最新型に入れ替える。
 現用の事務・経理用ソフトがVista用に完全に切り替わって安定してから入れ替えることになる。
 基幹用途でない古いパソコンを廃棄し、上記入れ替えで余ったパソコンを配置する。
・「入れようかどうしようか?」迷っていた部署・用途への新規導入に
 営業用、現場、工場、倉庫、事務補助用など、これまで導入をためらっていた部署へ。
 営業マン持ち歩き用ノートパソコン、工場現場など環境的に厳しい用途へ。
 安価で導入できるので、思い切って。

上記2)の考え方でいくなら…
・基本的には「全てのパソコン」について。
 上記のように、2014年までサポートされるとはいえ「使える」というものではない。
 だが急ぐべきではない。Vistaが安定するのを待ってからでよい。
・年数の経った主要用途のパソコン
 現用のパソコンが数年使用なら次のもやはり数年使うことになるのだろう。
 であれば、Vistaの安定を見て2007年度中にで導入するほうがよい。

2007.1.26
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